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【ドル円週間見通し】極端な上昇は想定しにくいか 米CPIには注目

・10月10日-14日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)8月経常収支 11日(火)午前8時50分発表予定
・予想は、+621億円
 参考となる7月実績は+2290億円で黒字額は7月としては1985年以降で最小。第1次所得収支は+2兆4332億円の大幅黒字を計上したが、燃料価格の上昇や円安の進行で輸入額が大幅に増加したことが経常黒字額の縮小につながったようだ。8月については輸出額の大幅増加は期待できないため、経常黒字はさらに減少する可能性がある。

○(欧)8月ユーロ圏鉱工業生産 12日(水)午後6時発表予定
・予想は、前月比+1.3%
 参考となる7月実績は、前月比-2.3%。8月については、エネルギーは小幅増加も非耐久消費財は+1.2%。一方で資本財が-4.2%、耐久消費財は-1.6%。8月は複数の項目で反動増が予想されるため、プラスとなる可能性が高い。

○(米)9月CPI 13日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+6.5%
 参考となる8月実績は、前年比+6.3%。中古車、サービスの価格上昇が目立った。9月については、中古車価格や住居費の上昇が想定されており、全体的な物価上昇率は8月実績をやや上回る可能性がある。

○(米)9月小売売上高 14日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.2%
 8月は13部門中8部門が増加。自動車ディーラーの伸びが目立った。9月については、自動車ディーラーは小幅な増加にとどまる可能性があるが、8月に減少した無店舗小売りは反動増の可能性があるため、全体的には小幅な増加となる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・11日(火):(英)6-8月期ILO失業率
・12日(水):(日)8月コア機械受注、(英)8月鉱工業生産、(米)9月生産者物価コア指数
・13日(木):(日)9月国内企業物価指数
・14日(金):(中)9月貿易収支、(中)9月CPI、(米)10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報

【予想レンジ】
・143円00銭-147円00銭

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