田代尚機のチャイナ・リサーチ

ツイッター買収のイーロン・マスク氏 リストラ敢行後の成長戦略をどう描くのか

 フェイスブック(メタ)、インスタグラム、グーグル、スナップなど、これまでも、米国企業が微信のようなスーパーアプリを目指す動きはあったが、いずれもうまくいっていない。米国では市場が細分化され、それぞれが成熟化しつつあるが、そうした中でこれから万能アプリを開発して普及させるのは簡単なことではない。

 もっとも、簡単ではないからこそやりがいを感じるのだろう。既に大きな成功を収めているにもかかわらず、果敢に新たな事業に挑戦するマスク氏のような人物が存在するからこそ、米国はいつまでもイノベーションを停滞させることなく、社会の最先端を走り続けることができるのではないか。

文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(https://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も発信中。

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