中古iPhoneを家族分購入
都内のメーカーに勤務する40代男性・Bさんは、iPhoneを買い替えようと中古専門店を訪れたところ、アジア系の若い外国人たちに遭遇したという。
「iPhone 8、11、SE(第2世代)をそれぞれ複数台、手に取っていました。スマホの計算機アプリに数字を打ち込み、店員に価格交渉していましたよ。『Family』という単語が聞こえてきたので、自分用だけでなく家族分を買っていこうとしていたようです。円安の影響でもはや日本人にとってiPhoneは“高嶺の花”ですが、外国人にはお得みたいです……」(Bさん)
ビジネスホテルでも、外国人観光客が増えていると感じているという。
「私がよく利用するビジネスホテルが、大混雑するようになりました。日本国内の『旅行支援』の影響で日本人客も多く利用するようになったのでしょうけど、海外からの家族づれ、若い男女グループなどが、ホテルを出入りしているのをよく見かけます。『ウエノ、シンジュク、ハラジュク……』など地名が聞こえてきました。日本観光を満喫してほしいです」(Bさん)
アイドルのトレカ交換中に話しかけられた
都内の私立大学に通う女子大学生・Cさんは、渋谷のCDショップ前でアイドルファンたちとトレカを交換していたところ、若い外国人女性に話しかけられた。
「お店の前をよく通るのですが、これまでは日本人女子のトレカ交換で賑わっていたエリアに、海外からの女子がいることが増えた気がします。ぱっと見わからないのですが、聞こえてくる言葉が外国語。カタコトの日本語で話しかけられたこともありました。トレカを交換していること、男性アイドルグループのファンで、すごくカッコいいんだということを力説されました。円安なので、自分のアルバイト代でも日本に来られたと嬉しそうでした」(Cさん)
約2年ぶりに観光客の受け入れを再開した日本。円安も相まってお得感がある今、海外の若者たちにとっても“ハードル”が下がり、以前より来やすくなっているのかもしれない。(了)