「できるだけ細かく予算を決めておくと、“それ以上使わないようにしよう”という心のブレーキが働きます。ボーナス時期は、気が大きくなっている上に、キャッシュレス決済は、お金の減りが目に見えづらく、知らず知らずのうちに使いすぎてしまうので、書き出して把握することが大事」
初詣の際、神社や寺で使うお金なども細かく予算として組み込んでおく。
「また、予算が余った場合は、貯金に回さず、できるだけ使い切るようにしています。それは、年末年始のお休みですし、好きなことにお金を使うことで、“使い切った!”という満足度が高くなるため、その後の衝動買いや無駄遣いが減るからです」
気をつけたいのは、年末年始の光熱費だという。
「家にいる時間が多くなる分、電気代やガス代が普段より高くなります。冬場は暖房も使うため、暖房費は多めにとっておき、その分、ほかで無駄な出費を減らすようにしています」
来年の予定とお金のことを家族で話し合っておく
年内のうちに、来年の予定とお金のことを家族で話し合っておきたい。“一年の計は元旦にあり”というが、お正月は休み気分で、「面倒なことは休みが終わってから考えよう」と思いがちだが、それではずるずると後回しになり、結局、予定が立てられないまま、日にちだけが経ちかねない。
「私は年末、家族がそろうタイミングで、次の年の予定と使うお金、目標貯蓄額を話し合います。子供の入学式や卒業、七五三、成人式、車検など、すでに大体の日程が決まっているものは、そのときいくらかかるかを調べて、予算を決めておく。
実家への帰省はいつにするか、旅行に行くならいつが安いかなども調べておきます。うちは今年、GWを外して4月に大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに家族で行きましたが、そのときは連泊しました。連泊するとホテルも安くなるので、家族のスケジュールを調整して、安く泊まれる工夫をしています」