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「貯まらない」でなく「貯めている最中」… お金持ちが使う“ポジティブ言葉遣い”への言い換えテク

ネガティブな発言ばかりしていると…

ネガティブな発言ばかりしていると…

 上がり続ける物価に下がり続ける給料……不景気が続くいま、一体どうしたら裕福になれるのか──そんな切実な疑問を、お金持ちの実態に詳しい専門家にぶつけてみたところ、“お金持ちの口癖”には意外なルールがあることがわかった。

「20年以上マネー相談に乗ってきた経験からわかったことは、お金のある人は皆、ポジティブな言葉を使っているということです」

 とは、ファイナンシャルプランナーの山口京子さんだ(「」内以下同)。なぜ言葉遣いがお金とつながるのか。

「お金を動かすのは人です。明るく前向きな言動ができる人は人に好かれ、仕事やお金を得るチャンスに恵まれやすい。逆に、ネガティブな言動ばかりで人に嫌われてしまうと、お金が入るチャンスも失われてしまいます」

 言葉には自分や周りを変える力がある。だからこそ、目標を言葉にするのが有効だ。

「漠然と“お金持ちになりたい”と思うのではなく、明確に言葉にしましょう。たとえば、副業で月収を5万円増やし、その分をつみたてNISAに回すなど、お金が入る流れと使い方を具体的にすることが大切です」

言い方を変えれば考え方も変わる?

 以下、お金持ちならではの言葉遣いを、実例をもとに具体的に解説しよう。

■貯まるのを待つ“受け身”より“攻め”!
×「お金が貯まらないな~」
○「いま、貯めている最中」

「ムダ遣いが多い人に限って“お金が貯まらない”が口癖。お金は勝手に“貯まるもの”ではなく、自ら“貯めるもの”。漠然と貯金をせず、毎月1000円ずつでもいいので貯めるなど、固い意志を持って臨んで」

■税金を払うことで優遇されている
×「税金払いたくないわ~」
○「税金を払っているから、こんなに医療費が安いのね」

×「税金払いたくないわ~」/○「税金を払っているから、こんなに医療費が安いのね」

×「税金払いたくないわ~」/○「税金を払っているから、こんなに医療費が安いのね」

「税金を払っているからこそ、私たちは公共のさまざまな設備やサービスを利用できます。それを当たり前と考え、税金を払いたくないという人は、感謝の気持ちを持つ余裕がないのかも。感謝する心こそ人を惹きつけ、金運を呼び込みます」

■“たまたま”は存在しない!
×「今月はたまたまお葬式があったから、赤字なんです」
○「特別出費は毎月あるからその分貯めておこう」

×「今月はたまたまお葬式があったから、赤字なんです」/○「特別出費は毎月あるからその分貯めておこう」

×「今月はたまたまお葬式があったから、赤字なんです」/○「特別出費は毎月あるからその分貯めておこう」

「冷蔵庫が壊れる、友人が突然来訪する、病気になるなど、“たまたま”はむしろ日常の当たり前です。起こらないことの方が珍しい。それを言い訳にせず、毎月の支出に特別出費枠を設けましょう。そうすると心にも余裕が生まれます」

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