円安が少し改善されたからといって、価格が元に戻るのは期待できなさそうだ。では、何が値上がりするのか。
「小麦や食用油の原料になる大豆はほぼ輸入品です。エネルギー価格の上昇、4月からの電力価格の上限解除も重なって、2022年と同様に小麦や油を使った加工食品、冷凍食品などの値上げは避けられません」(丸山さん)
冒頭の帝国データバンクの調査でも、4425品目のうち加工食品が2128品目を占め、冷凍食品類や小麦製品、水産缶詰の値上げも目立つ。消費者の悩みはしばらく尽きそうにない。
※女性セブン2023年1月19・26日号