「宝くじを買わない」「歩きスマホしない」…　統計学視点で解き明かす、お金持ちになるための生活習慣

■セールに行かない＆ポイ活しない＝余計な出費が増えるから

「1万円以上の購入で1000ポイントプレゼント」などという宣伝文句に釣られ、必要のないものまで買ってしまった経験はないだろうか。

「人は損をしたくないもの。“お得感”を提示されると、その心理が働き、冷静な判断ができなくなります」

　出費を減らしたいなら余計なものを買わないのがいちばんだ。

■歩きスマホをしない＝貴重な情報に気づけないから

　2010年にアメリカのウェスタンワシントン大学で「金の成る木の実験」が行われた。これは、大学構内の木に100ドル札を下げ、発見した人の反応を調査するというものだ。

「木にお金が吊り下げられていると気づいた学生はわずか6％でした。この結果が示すのは、“周囲に気を配り、予想外の幸運に気づける人は少ない”ということです」

　歩きスマホをしていたら、なおさら貴重な情報は得られない。

■楽しそう、おもしろそうな行動で目立つ！＝仕事のチャンスが増えるから

「仕事のチャンスを増やすには、他人の目に留まることが重要です。たとえば、得意の料理で収入を得たいなら、SNSでレシピを発信し続けるのがひとつの手。このとき、トレードマークとなるような服装を毎回着るなど、インパクトのある演出をすると、覚えてもらいやすくなります。そうすればファンも増え、メディア出演などにつながっていくでしょう」

　控えめでいては、つかめるチャンスすらやってこないのだ。