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【ドル円週間見通し】ドルは弱含み? 米インフレ峠越えの思惑も

・1月16日-20日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(中)10-12月期国内総生産 17日(火)午前11時発表予定
・予想は前年比+1.7%
 参考となる7-9月期の実績は前年比+3.9%。10-12月期については、地方政府のインフラ投資はやや拡大しているものの、新型コロナウイルス対応の厳格な行動制限が経済活動を妨げており、7-9月期の成長率を大幅に下回る見込み。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 18日(水)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
 日銀は今回の会合で大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する。悪影響を減らして緩和的な金融環境を維持する見込み。債券市場における金利形成や、短期金利の状況についても確認するとみられる。金融緩和策がすみやかに解除されることはないが、10年債利回りは下げ渋り、円売りは縮小する可能性がある。

○(米)12月小売売上高 18日(水)午後10時30分発表予定
・予想は前月比-0.8%
 参考となる11月実績は予想外の減少を記録。自動車・同部品の売上高の減少が主な要因。インフレと金利上昇によって家計は圧迫されており、12月も前月比マイナスとなる可能性が高い。

○(日)12月全国CPIコア指数 20日(金)午前8時30分発表予定
・11月実績は前年比+3.7%
 参考となる12月東京都区部CPIコア指数は、前年比+4.0%で上昇率は1982年4月以来の水準。電気・ガスの料金や食料品価格の上昇が続いており、物価高は全国的な現象。東京都と同水準のインフレ率となる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(日)12月国内企業物価指数
・17日(火):(米)1月NY連銀製造業景気指数
・18日(水):(日)11月コア機械受注、(米)12月生産者物価指数
・19日(木):(日)12月貿易収支、(米)12月住宅着工件数
・20日(金):(英)12月小売売上高、(米)12月中古住宅販売件数

【予想レンジ】
・127円00銭-131円00銭

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