キャリア

民泊で年100万円、外国人向けガイドなど「インバウンドで稼ぐ」テクニック

日本のアニメ文化は海外でも人気で、コスプレを楽しむ外国人観光客も(写真/AFLO)

日本のアニメ文化は海外でも人気で、コスプレを楽しむ外国人観光客も(写真/AFLO)

 2018年に民泊新法(住宅宿泊事業法)が施行され、年間180日以内なら旅館業法の営業許可がなくても、自治体への届け出だけで宿泊施設の営業ができるようになった。

 とはいえ、自力で民泊を始めるのは大変そうで不安も感じる。そんな人は、世界220の国と地域で展開している民泊サービス『Airbnb』(通称エアビー)を利用するのも手だ。エアビー広報部の松尾さんが説明する。

「空き家だけでなく、自宅の空き部屋を貸し出されているケースなども多数あります。始めるのはそれほど難しくなく、物件のある自治体に問い合わせるなど民泊の届け出をし、エアビーのサイトで登録すればOK。あとは予約を待つだけです。ゲストはホテルとは違ったサービスを求めていて、日本の文化や生活、家庭の雰囲気など当たり前の風景を楽しみたいと思っている。地域にもよりますが、普通の住宅街にある家や団地住まいでも大丈夫です」

 北海道札幌市の主婦Aさん(60代)は5年前にエアビーに登録し、3階建ての自宅の2階の部屋を1泊6000円で民泊に活用している。

「英語は得意ではありませんが、カタコトでもゲストとの交流を楽しんでいます。コロナ禍以前は2年半で250組の宿泊があり、年間100万円を超える売り上げでした。その後はゼロ状態が続きましたが、昨年夏頃から再び予約が入り始めました。2月に『さっぽろ雪まつり』が行われるので、1月下旬から2月中旬までは連日予約で埋まっています」(Aさん)

通訳案内士でなくても外国人のガイドが可能に

 外国語が得意なら、観光案内に挑戦するのもいい。

「2018年から通訳案内士の資格がなくても、外国人のガイドが可能になりました。居酒屋に連れていったり秋葉原(東京)やコミックマーケットに案内するなど、セミオーダーで日程を組むのもいいですね。ガイド料を1日1万円に設定すれば、割のいいアルバイトです」(丸山さん)

 買い物目的が多い中国人旅行客向けなら、免税店ツアーやブランド品のリユースショップ案内も喜ばれそうだ。

 得意の英語を生かしてガイドをしているのは群馬県在住のBさん(35才女性)だ。旅行会社のツアーにはないようなポイントを押さえるのが稼ぐコツだと話す。

「ガイドブックに載っていない穴場や最新の流行スポットに案内できるのが強みです。SNS用の『映えスポット』も押さえているので、若い人にも喜ばれますね。料金は8時間コース2万円で、食事をごちそうになったりチップももらえたりするので、コスパはすごくいい」(Bさん)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。