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パナソニックも録画用ブルーレイディスクから撤退 「テレビ番組の録画保存」はなぜ下火になったのか

ビデオテープやカセットテープのように「昔の記録媒体」になってゆくのか…

ビデオテープやカセットテープのように「昔の記録媒体」になってゆくのか…

 一方、今でもディスクへの番組保存を積極的に行っているという人もいる。都内に住む映像制作会社勤務・Bさん(30代男性)は、音楽番組やスポーツ中継などを保存しているという。

「音楽番組やスポーツ中継は見逃し配信がないものが多いし、後から見返すといろいろな発見もあるので、ブルーレイに保存することが多いです。特にサッカーW杯やWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のような大きな国際大会は、絶対に保存しておきたい。保存用ディスクの需要が減るのは時代の流れだから仕方ないのでしょうが、ネット配信されない番組を“モノ”として残す方法はなくならないでほしいというのが本音です」(Bさん)

テレビよりも“濃い”メディアが登場

 ディスクに保存することの“不便さ”を指摘するユーザーもいる。都内の雑誌編集者・Cさん(40代女性)は、以前お笑い関連の番組をよく保存していたという。

「20年くらい前は、芸人さんのネタ番組を録画して保存していました。というのも、そういったネタを後からチェックしたくても、なかなかできなかったためです。でも、今は公式YouTubeや番組のYouTubeでネタを披露している芸人さんも多いし、配信もあるしで、わざわざネタ番組を録画することはなくなりました。

 あと、15年くらい前にDVDに保存していた番組を改めて見返そうと思ったら、劣化して寿命がきていたのか、再生できなかったことがあったんです。結局、再生できなくなるのでは意味がないなぁ……と、ディスクに保存することの限界を感じて、面倒になったということもありますね」(Cさん)

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