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【ドル円週間見通し】ドルは下げ渋りか 欧州通貨安の値動きにも注目

・2月6日-11日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)12月貿易収支 7日(火)午後10時30分発表予定
・予想は、-687億ドル
 参考となる11月実績は-615億ドルで赤字額は前月から大幅に縮小した。輸入額が減少したことが要因。金利上昇の影響が出ている。12月については、消費財の輸入額が急増する可能性は低いものの、輸出額の大幅な増加は期待できないため、貿易収支は悪化する可能性がある。

○(日)12月経常収支 8日(水)午前8時50分発表予定
・予想は+12493億円
 参考となる11月実績は+1兆8036億円。11月として過去最大の黒字額となった。海外子会社からの配当金の増加や訪日外国人の急回復が寄与した。12月については第一次所得収支における黒字額が減少すること、貿易収支の改善は遅れていることから、経常黒字額は縮小する見込み。

○(中)1月消費者物価指数 10日(金)午前10時30分発表予定
・予想は、前年比+2.3%
 参考となる12月実績は前年比+1.8%で上昇率は11月実績を上回った。1月については大都市部などで経済活動の拡大が伝えられており、食料品価格の上昇が予想されていることから、インフレ率は12月実績を上回る可能性がある。

○(米)2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報 10日(金)日本時間11日午前0時発表予定
・予想は、65.0
 参考となる1月CB消費者信頼感指数は64.9。また、同月の期待指数は節目の80を下回った。インフレ緩和の期待はあるものの、景気見通しはやや悪化しているため、2月のミシガン大学消費者信頼感指数は1月実績と差のない数値にとどまる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・6日(月):(欧)ユーロ圏12月小売売上高
・7日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表、(独)12月鉱工業生産
・10日(金):(日)1月国内企業物価指数、(英)10-12月期国内総生産

【予想レンジ】
・127円00銭-131円00銭

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