パートナーの愚痴を聞かされる身にもなってほしい
メーカーに勤務する30代女性・Bさんは、実家住まいで、男性アイドルグループやアニメをこよなく愛する。推しへの投資も欠かさない。最近買った最新スマホで「推しを眺める時間が好き」というBさんだが、既婚の同僚や先輩から嫌味を言われることが増えた。
「『独身で実家暮らしだから、お金も貯まる一方でしょ? 家事をする必要もないんだから時間もあって、全部趣味に捧げられるしね。毎日楽しそうじゃん』みたいな感じです。確かに、自由になるお金はそれなりにある方かもしれませんが、何が目的でそういうことを言うのか、さっぱりわかりません。『あなたが家族のために稼いでいるとしたら、私は趣味のために稼いでいる』というだけでしかないので、別にめちゃくちゃ貯金があるわけでもないですし……」(Bさん)
そんなBさんは、「そんなに嫌なら、『結婚しなければよかったのでは』『離婚すればいいのに』という言葉が喉元までで出かかることもしょっちゅう」だと明かす。
「先日は、50代の男性上司から、部署で飲みに行く前に『俺、今月もう小遣いが残り少ないから、Bさんのほうがお金持ってるかも。だから飲み会も割り勘で精一杯なんだよね』と言われました。暗に“年上で上司だからといって、多めには出せない”ことを、先に言い訳してきたわけです。知らんがな、って感じです。
あと、職場でパートナーに関する悪口を、結構聞かされるんですよね。『結婚したら、集めていたフィギュアを雑に扱われて嫌になった』とか、『お小遣い制になって自分は飲みに行けなくなったのに、妻は豪勢なランチを食べている』とか……。もちろん、愚痴を吐き出したいだけかもしれませんが、聞かされる方の身にもなってほしい。もう、既婚者は既婚者だけで集まって愚痴を言い合えばいいのに」(Bさん)