コロナ禍で小中学生の不登校の数も増え、2021年には過去最多の24万4940人を数える(文部科学省「問題行動・不登校調査」)。10代の子たちが、学校に通って、楽しい青春を送ることは、ごく普通のことではなくなりつつあるのかもしれない。そういったことを考えれば、親も学校選びは慎重になる。結果的に、選択肢の多い中学受験に行き着くのではないだろうか。
【プロフィール】
杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ)/ノンフィクションライター。2005年から取材と執筆活動を開始。『女子校力』(PHP新書)がロングセラーに。2022年秋に発行の『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)は受験生の保護者以外も興味が持てる内容と評判の13冊目の単著。