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【ドル円週間見通し】ドルは底堅い動きか インフレ鎮静化の観測は後退も

・2月20日-24日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(欧)S&Pグローバル2月ユーロ圏製造業PMI 21日(火)午後6時発表予定
・予想は49.3
 参考となる1月実績は48.8。2月については、雇用情勢は悪化していないが、インフレ持続の影響は残されている。また、外部環境の改善は遅れていることから、1月実績との比較で大幅な改善は期待できない。

○(米) S&Pグローバル2月製造業PMI 21日(火)午後11時45分発表予定
・予想は、47.2
 参考となる1月実績は46.9。企業の需要が弱く、高インフレが顧客の消費支出を抑えている状況が続いていることが確認された。2月については、状況は多少改善しているものの、金利上昇の影響が出ていることから、大幅な改善は期待できない。

○(米)10-12月期国内総生産改定値 23日(木)午後10時30分発表予定
・予想は、前月比+3.0%
 参考となる速報値は前期比年率+2.9%。在庫投資や外需による成長押上げの影響が大きく、国内最終需要は堅調ではなかった。金融引締めの効果に加え、今後の更なる金融引締めの影響によって国内需要は次第に弱含みとなりそうだ。改定値は小幅な上方修正にとどまる見込み。

○(日)1月全国消費者物価コア指数 24日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+4.2%
 食料品の値上げなどの影響で非耐久消費財の伸び率が高まり、外食品目で値上げの動きが広がっている。2023年夏頃までは政府のエネルギー高対策の影響を強く受けてインフレ率は次第に鈍化するとみられているが、1月は12月実績を若干上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・21日(火):(欧)2月S&Pグローバルユーロ圏サービス業PMI、(米)2月S&Pグローバルサービス業PMI、(米)1月中古住宅販売件数
・22日(水):(独)2月IFO企業景況感指数
・24日(金):(米)1月PCEコア価格指数、(米)1月新築住宅販売件数

【予想レンジ】
・133円00銭-137円00銭

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