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Zenly終了でも後継アプリが続々 なぜZ世代の若者たちは位置を共有したがるのか

「監視されているという感覚はまったくないです。自分が悪いことをしているという後ろめたさもないので(笑)。そもそも、親しい友人としか位置を共有していないので、誰彼かまわず知られるというわけじゃないです」とアプリを親しい友人に限定して使用する人も(イメージ)

「監視されているという感覚はまったくないです。自分が悪いことをしているという後ろめたさもないので(笑)。そもそも、親しい友人としか位置を共有していないので、誰彼かまわず知られるというわけじゃないです」とアプリを親しい友人に限定して使用する人も(イメージ)

 一方で「常に自分の居場所が監視されている」という不安はないのだろうか。Aさんの友人で、Aさんと位置情報を共有していたという男性・Bさん(大学生)が語る。

「監視されているという感覚はまったくないです。自分が悪いことをしているという後ろめたさもないので(笑)。そもそも、親しい友人としか位置を共有していないので、誰彼かまわず知られるというわけじゃないです。また自分の位置を非表示にする機能もあるので、もし知られたくないときにはそういう設定にすれば良いだけですね。怖がるようなものではないと思う。

 一度びっくりしたのは、サークルの友人が家に突然押しかけてきたこと。夜に家でぼーっとしていたら、数人が突然やってきて『お前が家にいるのがわかったから来た』と(笑)。さすがに急に来られると驚きますが、仲が良いメンバーなので仕方ないですね」(Bさん)

 元Zenlyユーザーの若者たちに話を聞くと、友人たちの居場所が瞬時にわかるうえ、アプリ内のチャット機能で簡単にコミュニケーションが取れることなどから、重宝していた人は少なくないようだ。なかには「もうほとんどLINEを使って連絡を取ることはない」という者もいた。

 ただ、Aさん、Bさんともに「いつアプリを消すか迷う」「やめ時がわからない」という不安感もあると語った。実際、位置情報の共有がトラブルにつながるケースもある。とくに若年層がどう使っているかは、保護者も目を向けておく必要があるかもしれない。(了)

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