インターナショナルスクールとはどんな学校なのか？（イメージ）
肌の色も髪の色も異なる子供たちが、人種や国籍の壁をゆうに超え、お互いを笑顔でたたえ合う。その姿にははっきりと「世界で活躍する将来」が浮かび上がっている──「インターナショナルスクール」と聞いて思い浮かべるのは、そんな空間かもしれない。
グローバル社会で必須の英語力と国際感覚を、わが子が幼少から身につけてくれたら、どんなに素晴らしいことか。そんな憧れから、多くの芸能人たちが子供をインターナショナルスクール（以下、インター）に通わせてきた。
紗栄子（36才）、梨花（50才）、神田うの（48才）、高岡早紀（50才）、渡部篤郎（55才）、本木雅弘（57才）と内田也哉子（47才）夫婦、つるの剛士（48才）、ジャガー横田（61才）と木下博勝医師（55才）夫婦など、子供のインター通いを明かした芸能人は少なくない。
だが、憧れの的であるインターを巡って、大きな騒動が起きている。東京・港区にある有名インター「X」が、突如閉鎖したことが5月30日に報じられた。
「家賃の滞納を巡って、インターと建物のオーナー側が5年以上にわたってトラブルになっていました。3月に明け渡しの強制執行が行われたため、閉鎖となったのです。在籍していたおよそ100人の子供たちの行き先は宙ぶらりんに。保護者はインターが閉鎖されて初めてトラブルを抱えていたことを知りました。すでに払い込んだ約500万円もの1年分の授業料の返還を求めましたが、インター側には取り合ってもらえなかったそうです」（全国紙社会部記者）
閉鎖に追い込まれたインターナショナルスクール「X」の創設者リナ・ローズ氏（写真／AFLO）
インター創立者はメディアに対し「こちらがすごく批判されたんですけど、本当に何も悪いことをやっていない。100％何も悪いことはしていない」と吐露していた。一般人にとってはなじみの薄いインター。一体どんな親が、どんな思いで通わせているのか。実態はどうなっているのだろうか。
