Appleが今秋リリースを予定する「iOS 17」。その対応機種から2017年発売のiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xの3モデルが外れた。中でも、いまも根強い人気を誇るのは、「iPhone 8」だ。Belongが運営する中古スマホ販売「にこスマ」における「中古スマホ販売数ランキング」(6月9日発表)によると、iPhone 8は5月の販売数で第2位。前月はトップだった。
それだけにユーザーにとって「対象外」の衝撃は大きく、Twitterで「iPhone 8」がトレンド入りもした。とはいえ、iOS 17に対応しないというだけで、当面セキュリティアップデートは継続される見込み。使えなくなるわけではない。
そうした中で、iPhone 8のiOS 17非対応を一つの節目としてとらえ、新しいスマホへの買い替えを検討する人も少なくない。ユーザーたちにiPhone 8にこだわってきた理由と、その買い替え候補について聞いてみた。
ポケットにすっぽり入るサイズ感が気に入っていた
「去年iPhone 7がiOS 16の対象から外れたので、今年の発表は覚悟してはいました。とはいえ、まだまだ人気の機種なので、心のどこかで延命させてくれるだろうと淡い期待を持っていたのですが……」
そう寂しさを語るのは、メーカー勤務の30代男性・Aさんだ。バッテリーを交換しながら、約5年間使用してきたiPhone 8に思い入れがあるという。
「iPhone 8のサイズ感が好きで、ずっと使っていました。ポケットにすっぽり入る携帯性がいいんです。いまのスマホは大きすぎて、“携帯”電話という感じがしないんですよね」(Aさん)
買い替えるとすれば、iPhone SE(第2世代)かiPhone SE(第3世代)だという。
「iPhone 8の流れを組むモデルならサイズ感は一緒だし、ホームボタンと指紋認証もある。違和感なく、使い心地も変わらなそうなので、候補です。SEが消えないことを祈ります」(Aさん)