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【新紙幣】なぜ刷新するのか?肖像になる人物の条件は?偽札対策は?1枚あたりの原価は?…気になる豆知識

紙幣の肖像になる人物4つの条件

紙幣の肖像になる人物4つの条件

 7月3日に発行される新紙幣。千円札は北里柴三郎、五千円札は津田梅子、一万円札は渋沢栄一が新たな顔となる。そこで、そこで新紙幣に関する気になる豆知識を紹介する。

そもそもなぜ新しくするのか?

「日本では約20年間隔で新紙幣が発行されていますが、その最大の理由は“偽造防止”にあります。技術は日々進化しているため、年数が経つとその分偽造されやすくなり、世の中に混乱を招く危険が生じます。そのため、定期的に改刷を行ってより高度な技術が施された紙幣を流通させるというわけです。ほかにも、二千円札のように国民的な行事の記念として発行された紙幣もあります」(歴史家・作家の加来耕三さん・以下同)

紙幣の肖像になる人物4つの条件

・偽造防止の観点から、なるべく精密な写真を入手できること。特徴が出しやすいことから、ひげやしわがあるのが望ましいともいわれている。

・肖像の人物が国民各層に広く知られており、その業績が広く認められていること。

・肖像彫刻の観点からみて、品格のある紙幣にふさわしい肖像であること。

・以上の3点をふまえ、現在は明治以降の人物、かつ故人から選定されている。

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