今年9月9日にAppleが開催する秋のイベントでの発表が見込まれている新型iPhone 16シリーズ。さまざまなアップデートが想定されることから、新型機種に胸を躍らせる人がいる一方で、既存のiPhoneユーザーの話を聞くと「興味ない」と語る人が増えているいるようだ。なぜiPhone 16に期待しないのか、以前と何が変わってきているのか。iPhoneユーザーたちに本音を聞いた。
「チップ性能とカメラ機能くらいしか変わらないのでは」
メーカー勤務の30代女性・Aさんは、iPhone 13 Pro(2021年9月発売)を使っているが、「iPhoneの最新機種に興味がわかなくなりました」と言う。
「昔は新型iPhoneの発表前には、どんなデザインや機能が実装されるのか、ワクワクして待っていましたが、今は正直、眼中にありません。大雑把に言えば、チップ性能とカメラ機能くらいしか変わらないと思うので、買い替えるなら値下げ後の型落ちで十分。iPhoneというよりスマホそのものの進化に限界が来ているのでは」
ここ数年、円安基調が続いてきたこともあり、iPhoneの価格は毎年高騰している。だからこそAさんは、iPhoneの新機種が登場するシーズンには「むしろ型落ちとなる機種をチェックする」と冷静だ。
「逆に、毎年9月は値下げされる型落ちをチェックするのが恒例行事になりました。今回はiPhone 15 Proを検討中ですが、なんなら中古で14 Proでもいいかもしれないと思い始めています。節約するなら、13 Proをバッテリー交換という選択もありです」(Aさん)