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投資
おけいどん式投資メソッド

億り人投資家・おけいどん氏が指南する銘柄分析の極意 「良い高配当」と「悪い高配当」をどう見分けるか

「高配当」には良い高配当と悪い高配当があるため注意(イメージ)

「高配当」には良い高配当と悪い高配当があるため注意(イメージ)

 2024年からスタートした新NISAをきっかけに、株式投資を始めた人も少なくないだろう。中でも株を持つだけで得られる「配当金狙い」の投資は初心者でも始めやすいと人気を集める。そうした配当金狙いをメインとする「ぐうたら投資」で、億り人となったのがおけいどん(桶井 道)氏だ。優良な高配当株・増配株を保有し、資産1.8億円を築いたその銘柄選びはどうやっているのか。

 新刊『おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』をもとに、「ぐうたら投資」の銘柄分析法を解説。第1回では配当銘柄の探し方、配当の見方を紹介する。【全3回の第1回】

【ステップ1】「配当利回り」を確認する

「配当利回り」から見ていきましょう。

 証券会社のサイトにあるスクリーニング機能を使って「配当利回り」で検索すれば、高配当株が見つかります。

「配当利回り」は1株あたり配当予想÷株価×100で算出します。

 言うまでもなく「配当利回り」は高いことが理想です。 しかし、1株あたり配当予想に変化がなくても、株価が下がれば上昇する値です。ここに注意しましょう(ステップ5で詳しく解説)。

 高配当の定義はいろいろあると思いますが、私は配当利回り2.8%以上を目安にしています。 とはいえ、セクターによって高い・低いの傾向は変わりますし、連続増配株なら長期保有で投資額(簿価)に対する配当利回りが上がっていきますので、配当利回り1%台でも投資することもあります。

 逆に高すぎる場合(7%以上など)は、なにか理由を抱えている場合があるので要注意です(ステップ3と5で詳しく解説)。

次のページ:【ステップ2】「増配率」「連続増配年数」などを確認する

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