不用品の売買で重宝されるフリマサイト(イメージ)
「お金を増やしたいけど、方法がわからない!」そんな悩みを持つ社会人は多いのではないだろうか。そんな人たちに最も気軽にお金を増やす方法として、ネットフリマが挙げられる。
フルタイムの会社員でありながら、資産2億円を築いた人気ブロガー・斗比主閲子氏は、収入を増やし、支出を減らす方法としてネットフリマを有効活用している。それも、取引件数600件を超える上級者だ。そんな斗比主氏の著書『ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』(幻冬舎)より一部抜粋・再構成、売る側と買う側を経験した上での、フリマ活用のテクニックを紹介する。
検索、情報提供、価格設定のコツとは
不要なものを売って収入を増やし、必要なものを安く購入し支出を抑えるという観点で、ネットフリマはかなり便利なサービスです。
ここでは、メルカリ、Yahoo!フリマ、楽天ラクマという大手のネットフリマを使いこなし、取引件数は売買合計で600件を超え、子どもからは「メルカリ名人」の汚名(?)を付けられた私が、ネットフリマの攻略法を余すところなく紹介します。
このジャンルには以前からヤフオク!(現Yahoo!オークション)がありましたが、スマホだけで完結する利便性や、売買を簡潔に行えることからメルカリが一気に成長し、今では2000万人以上の人が利用しています。フリマアプリでは利用者数の多さが最大の魅力になります。基本的に、中古品は世の中に一つしか存在しませんから、購入希望者が多くないとなかなか売買が成立せず、しかも値段が低くなります。現在日本で展開されるネットフリマはメルカリが断トツで、続いてYahoo!フリマ、楽天ラクマと続いているので、まずは、メルカリの利用をお勧めします。
私は、子どもの使わなくなった玩具を片付けるためにメルカリを利用し始めました。意外と高い値段で、しかもすぐ売れることに味を占め、その後は、服、ゲーム、本、化粧品、家電製品と、いつの間にか利用するのが日常になっていきました。
出品するには検索、情報提供、価格設定が利用のコツになります。まずは、家にあるものが実際に売買されているかを検索しましょう。家にあるどうでもいいものが売れること、しかも相応の値段がつくことを確認できれば、がぜんやる気が出るはずです。
「そんなこと言っても、不用品なんて誰も買わないのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。私の友人は、20年以上前の非売品のキャンペーングッズ(ミスドグッズのようなもの)がメルカリで購入できたことを喜んでいました。藁人形やアメジストの原石、はたまた昭和のすりガラスのような、とても買い手が付くとは思えない代物でも、日本で誰か一人でも欲しいと思えば売買が成立するのがネットフリマの醍醐味です。