コンビニやドラッグストアが台頭し、食品スーパーを取り巻く環境が年々厳しさを増す中、毎日の暮らしを豊かにしてくれるスーパーがあることも確かだ。
ラジオ『ジェーン・スー 生活が踊る』(TBSラジオ)は、リスナーが自分の好きなスーパーを投票し、最高のスーパー、すなわち「スーパー・オブ・スーパー」を決定するスーパーの祭典、「スーパー総選挙」を開催。6月21日に発表された第3回では、オーケーがダントツの得票数で3連覇を達成した。
その強さの秘密はどこにあるのか。スーパー、コンビニなど小売業を中心とした流通業界の専門誌『激流』の副編集長・加藤大樹さんはこう分析する。
「とにかく価格が安い。チラシは週1回ありますが、新聞折込は月1回程度にし、特売はしない代わりに、エブリデイロープライス。特にナショナルブランドが安く、商品を吟味し、絞り込むことで、さらなる安さを引き出しています」
店内には、『オネストカード(商品の情報開示カード。値上げの理由やメーカーとの取引情報を“正直”に記載)』のほか、「競合店に対抗して値下げしました」というPOP広告も目立つ。
「競合店より少しでも安くするよう対応している。“いつでもどこより安い”というブランディングが構築されているんです」(加藤さん)