収益金で東京2020大会を応援することができる「東京2020協賛ジャンボ」と「東京2020協賛ジャンボミニ」が、2月28日まで発売中だ。「今年はバレンタインジャンボじゃない!」というキャッチフレーズからもわかるように、今年は名称を変えて発売されている。
これまでにも、この時期のジャンボ宝くじは、「緑化宝くじ」「グリーンジャンボ」「バレンタインジャンボ」という順に名称変更されてきたが、このように名称が大きく変わる例は、他のジャンボ宝くじには見られない。さらに、この時期のジャンボには、いくつかの「初めて」という出来事があった。
◎初めての「1ユニット200組」
最近は、年末ジャンボの1ユニットが200組で構成されているが、最初に200組として発行されたのは「緑化宝くじ」だった。
◎初めての「抽せん2回」
本来の抽せんの約2か月後、特別賞に当たった人だけを対象とした抽せんが、この時期のジャンボで行われていた。先に申し込んだ3ケタの数字により、最高6000万円が当たるというもので、現在のナンバーズとほぼ同じ形式だった。
◎初めての「1等賞金3億円」
法改正により、宝くじの単価の100万倍までの賞金が可能になり、2012年の「グリーンジャンボ宝くじ」で初めて限度額いっぱいの1等3億円が実現、東日本大震災復興支援ということもあり、予定を大きく上回る販売額となった。
ジャンボ宝くじの歴史を紐解くと、ファンを楽しませるための様々な工夫がされてきた経緯がある。