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家事をまったく手伝わない在宅勤務夫に共働き妻がブチギレ

負担激増は妻だけ…(イラスト/ユキミ)

負担激増は妻だけ…(イラスト/ユキミ)

 新型コロナウイルス感染予防のため、夫がテレワークでの在宅勤務になった家庭も多いだろう。そんななか、「爆発しそう」と悲鳴をあげる妻が続出──なぜ夫は妻をそこまでイラつかせるのか。リアルエピソードを紹介しよう。

【佐藤若菜さん(仮名)】……東京都内の賃貸マンションに住む40才の会社員。娘は10才、息子は8才。結婚12年目。5才年上の夫は、IT関連会社勤務。

 休校になった子供たちの世話をしつつ、夫より一足早くテレワークをしていた私。それから2週間後、夫も在宅ワーカーに。以前から家事をしないことはわかっていたので、「私は仕事も家事もやっているのだから、あなたもせめて外出自粛期間は手伝って」と、お願いしていたのですが…。

 実際は返事だけで何もしない。しかも、「お茶入れて」「机の下汚れてるよ」って。子供たちだって、自分の部屋の掃除くらいするのに、ふざけんな。

 ブチ切れたのは、私が電話会議をしていたときのこと。宅配便が来ても無反応。しかも、届いたのが夫が注文したものだったので、思わずぶん投げてやりましたよ。すると夫は「おれ、なんかしたか?」ときょとん。

 それ以来、このバカにはいちいち言わなきゃわからないんだとわかったので、「自分のお茶を入れるときは家族の分まで入れること」「机の下の境界線からそっちはあなたが掃除すること」など、夫がうんざりするくらい細かいルールを決めて、何度も言うことに。

「うるさい、わかったから」と言わせたらしめたもの。わかったと言ったからには約束を守ってもらいますからね。

 ──この佐藤さんのケースに、夫婦問題に詳しいコラムニストの川崎貴子さんは、こうアドバイスする。

「『在宅とはいえ業務時間に雑用(家事)をする必要はない』と思っていますね。察して自ら行動できない人は退職後、熟年離婚されるケースも。『孤独な老後が最大の仕返し』と思っていてはどうでしょう」

※女性セブン2020年5月7・14日号

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