テレワークの普及で、通勤ラッシュから解放されて気楽な一方、オンライン会議でプライベート空間が垣間見えてしまうといった弊害もある。そんなリモートライフだと、つい見栄を張ってしまう人も少なくないようだ。44才会社員女性・Aさんもその一人。
「節約のため、築48年の廃墟のようなボロアパートに猫と“ふたり暮らし”している私。こんな生活を会社の人には知られたくないのに、わが社でも始まってしまったリモートワーク。
そこで、リモート会議の日はアパートの屋上に移動。アウトドア用のオシャレなテーブルとイスを奮発して買い、セレブ気取りで、『ここ、うちのベランダなんです。天気がいいんで、外からでもいいですか?』などと言ってしのいでいます。
でも、足元には廃材やボロボロのプランターが山積み。ちょっとカメラがずれたら一貫の終わり…。会議のたびに緊張感がハンパない。あ~、早く会社で仕事ができる日々が戻ってきてほしい!」(Aさん)
35才会社員女性・Bさんは、先輩の「やりすぎインテリア」に失笑してしまったという。
「ちょい悪オヤジを気取っている独身の先輩(46才)と、部内でリモート飲み会をすることに。『どんな部屋に住んでいるんだろうね』と同期と盛り上がりながら参加したら、やってくれましたよ。
背景にはサーフボードやギターがわざとらしく飾られていて、テーブルの上には高そうなブランデーとグラス。まだ17時だっていうのに、当の本人はガウンを着用…。期待を裏切らない先輩に思わず拍手を送りたくなりました。セッティングに励む先輩を想像したら、かわいいなと思ってしまいました」(Bさん)
リモートライフで見栄を張るのも、ほどほどに。
※女性セブン2020年6月4日号