家飲み、○○パーティー、おうちデート――。人を家に招いて、外とは一味違う特別な時間を過ごすことが好きな人も多いだろう。一方で、できるだけ家に人を入れたくない人たちもいる。そこには、どんなこだわりや事情があるのだろうか。
電機メーカーに勤務する30代の女性・Aさんは、親しい人以外は極力家に入れたくない派。そんなAさんが風邪で寝込んでいたとき、友人の男性がお見舞いに来てくれた。
「私がドアを開けたら、中を覗き込もうとしたので、『見ないで!』と思わず叫んでしまいました。すると後日、『すごい汚部屋なんでしょ』と言われてびっくり。なるほど、そう思われるんだと思いましたが、部屋の中を人に見られたくないだけです。プライベート空間は、よっぽど心を許した人じゃないと無理」(Aさん)
広告代理店で勤務する20代の女性・ Bさんは、家に人を呼ぶと「気を遣う」から人を家に呼びたくないという。
「家に誰かを入れるとなると、飲み物とか、食べ物とか、どうしても気を遣わないといけない。何もしなかったら、それはそれで手持ち無沙汰になるし、相手が居心地悪くないかなとか考えすぎてしまいます。人が帰った後の片付けや掃除するのも好きではなく、自分の家なのに本当に疲れるんです」(Bさん)
Bさんは、勝手に家のものを触られるのも苦手だ。