外出自粛生活やテレワークで、パソコンやスマホを見る機会が増え、目の疲れや視力の低下を実感している人は少なくないかもしれない。そうしたなかでメガネを新調しようと考える人もいる。関西圏でオーダーメガネ店舗を営むAさん(40代)は、最近の顧客事情について、次のように語る。
「家のなかでのデスクワークが増えたことや、常時コンタクト着用による眼精疲労を緩和したいという方が多いようです。また自粛期間中は、自宅でも気分を高めたいからと、おしゃれなメガネにお金をかけたいというニーズもあるようです。うちの店には、実際に『自宅で長時間のコンタクトは疲れる』『安価なメガネを使い続けたので新調したくなった』という新規のお客様も増えています。
ただ、外出時にマスクと併用するとメガネが曇ってしまいがち。曇りづらい高級レンズなどもありますが、曇り止めクロスやコーティング液も人気になっていますね。メガネと一緒に購入される方も増えています。また、これから花粉が本格化する季節なので、外でもメガネを着用する人がさらに増えるのではないでしょうか」(Aさん)
テレワークの時間が増えたため、実際にフルオーダーでメガネを新調したという30代女性・Bさん(研究職)に話を聞いた。
「昨年からテレワークが増え、家にいる間にコンタクトレンズをつけることに違和感を覚え、メガネを新調することにしました。それまでは量販店のメガネを使っていましたが、かれこれ5年ほど度数も調整しておらず、耳や鼻のフィット感も悪くて気になっていたところでした。
くわえて外出自粛生活で衣服やコスメにお金を使わなくなっていたので、その分、『メガネをオーダーしてみよう』と思い立ったんです。視力の低下や目の疲れも実感していたので、健康面も考えてメガネに投資するのはアリかな、と考えました」(Bさん)
実際のオーダー費用や、完成したメガネの使用感はどうなのか。