5月は2年連続で緊急事態宣言が発令されているが、日経平均株価は方向感のない値動きが続いている。5月といえば有名な「セルインメイ」(株は5月に売れ)という相場格言があるが、2021年の値動きも慎重にウォッチする必要がありそうだ。
5月の株主優待は数こそ少ないものの、コロナ禍でも大きな悪影響を受けていない銘柄が目立つ。本記事では30万円程度の資金で投資できる銘柄の中から、5月に狙える注目の株主優待を紹介しよう(株価は5月上旬時点)。2021年5月の株主優待を得るには、5月27日(木)までに株を購入しておく必要がある。
ブックオフグループホールディングス(9278)
中古本の買取と販売でおなじみのブックオフグループホールディングス(9278)は、自社グループ店舗で使える買い物券の優待を実施している。3年以上継続保有で額面もアップする。
【優待内容】自社グループ店舗で使える優待券……100株以上200株未満:2000円相当(継続保有3年以上で2500円) 200株以上500株未満:3000円相当(同4000円) 500株以上:5000円相当(同7500円)(権利確定日:5月末、年1回)
TAKARA & COMPANY(7921)
コロナ禍でも業績は好調のTAKARA & COMPANY(7921)は、上場企業のディスクロージャーを手がける企業。株主優待はソフトドリンクや米、調味料や洗剤などの詰め合わせなどから好みの品を選択できるギフトだ。3年以上の継続保有で相当額もアップする。
【優待内容】選べるギフト……100株以上2000株未満:1500円相当(3年以上継続保有で2000円相当に増額) 2000株以上:3000円相当(同3500円相当に増額)(権利確定日:5月末、年1回)
タマホーム(1419)
注文住宅のタマホーム(1419)は、年2回、クオカードの優待を贈っている。コロナ禍でも増配を続けており、株主還元に積極的だ。
【優待内容】クオカード……100株以上:500円分(保有期間3年以上で1000円分に増額)(権利確定日:5月末、11月末、年2回)
キャンドゥ(2698)
おなじみの100円ショップ「キャンドゥ」も、コロナ禍に強い銘柄のひとつ。株主優待は自社店舗で使える優待券だ。優待券は軽減税率の対象かどうかを問わず消費税込みで、1枚で本体価格100円の買い物に使える。
【優待内容】自社店舗で使える100円プラス消費税分の優待券……100株以上300株未満:20枚 300株以上500株未満:40枚 500株以上1000株未満:60枚 1000株以上:100枚(権利確定日:5月末、年1回)