うどんチェーンの丸亀製麺が1月12日から一部商品を値上げする。公式サイトでは、「昨今の原材料費の高騰及び人件費・物流費の高騰」を受けての価格改定だと説明しているが、価格据え置きのメニューもあり、ファンの間では評価する声もあがっているようだ。
値上げ幅は10円から30円。『かけうどん(並)』、『ぶっかけうどん(並)』、『ざるうどん(並)』がいずれも320円から340円に20円の値上げとなるほか、『釜玉うどん(並)』は390円から420円に、『とろ玉うどん(並)』は460円から490円に、『肉うどん(並)』は590円から620円と、それぞれ30円の値上げ。また、並から大サイズの変更も110円から120円となる。トッピングの『野菜かき揚げ』は140円から150円、『かしわ天』は150円から160円と、それぞれ10円の値上げだ。
一方で、看板メニューである『釜揚げうどん(並)』は290円で据え置き。トッピングでも人気メニューである『ちくわ磯部天』(70円)と『えび天』(160円)も据え置きだ。さらに、丸亀うどん弁当の『2種の天ぷらと定番おかずのうどん弁当』(390円)、『3種の天ぷらと定番おかずのうどん弁当』(490円)も据え置きとなっている。
今回の丸亀製麺の値上げについてネット上では、〈すき家に続いて丸亀も値上げかよ…〉、〈どこもかしこも値上げばかりですね。据え置きは給料だけ〉、〈庶民の身近な食べ物が上がるのは、なかなか辛いところがある〉などと嘆きの声が上がる一方で、〈一部でも据え置きは良心的。企業努力見える〉、〈わー…値上げか… 釜揚げ変わらなくて本当に嬉しい〉と、人気メニューの一部が据え置きとなったことに救いを感じているネットユーザーも少なくないようだ。
据え置き商品を確保しつつ小刻みに値上げ
丸亀製麺では2021年4月にも一部商品の値上げが行われた。これは、商品の総額表示(税込価格表示)の義務化に伴うもので、『かけうどん(並)』、『ぶっかけうどん(並)』が300円から320円に20円値上げされたほか、『釜玉うどん(並)』は370円から390円に値上げされた。このときも、看板メニューの『釜揚げうどん(並)』は290円で据え置きだった。
また2019年10月には、消費税が8%から10%に増税されたタイミングでも値上げをしている。このときは『かけうどん(並)』や『ぶっかけうどん(並)』が290円から300円に値上げされた一方で、『釜揚げうどん(並)』、『おろし醤油うどん(並)』、『肉うどん(並)』、『かしわ天』などは価格据え置きとなっており、消費増税分の値下げとなる商品もあった。