家計

コンビニ、100均、業務用スーパー「得する買い方」「損する買い方」

ムダ遣いせずに済む買い物のやり方とは?(イメージ。Getty Images)

ムダ遣いせずに済む買い物のやり方とは?(イメージ。Getty Images)

 コツコツ節約しているのに、思うようにお金は貯まらない。このまま清貧生活を送って小銭を貯め続けて、本当に幸せになれるのだろうか──。節約しているのにお金が貯まらない人の特徴と対策方法を専門家の声から探った。

 消費生活アドバイザーの丸山晴美さんは、「節約がヘタな人は、効果の薄い節約や自分に合っていない節約をしている可能性が高い」と話す。まずは「とにかく安いものを買う」という常識から疑ってみる必要がある。

 アラフィフ専門ファイナンシャルプランナーの深川恵理子さんが言う。

「そもそも“安いもの=お値打ち品”とは言い切れません。ただ値段が安いだけのものでは気持ちが満たされず、結果的に買い直したり、衝動買いで発散するはめになるのです。もし、買おうとした理由が“安さ”だけなら、買わずに帰って、考え直すべき。モノの価値を値段でしか判断できないということは、物事の表面しか見ておらず、本質を見極められていないと心得て」

 家計再生コンサルタントの横山光昭さんも、安かろう悪かろうは避けられないと語る。

「いまや世界中で必需品となったマスクは、安くて大容量のものが増えてきています。しかし、1箱500枚入りなどという破格のものの中には、すぐに耳が痛くなるだけでなく、ペラペラの生地でできていて、予防効果があるのか疑わしい粗悪品も少なくない。たとえ消耗品でも、あまりにも安すぎるものは避けた方がいいでしょう」

 消耗品はもちろん、長く使うものなら、なおさらお金をかけるべきだ。

「財布やバッグ、時計、コートなどは、ブランド品なら高価でも品質がよく、一生ものになります。家電を最新のものにするのも立派な“投資”。古いものより節電効果が高いのはもちろんのこと、時間と手間を節約できる。“出したお金の分、先々まで満足できるかどうか”まで考えるのが、本当の意味の節約です」(横山さん・以下同)

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