全国各地の約150種類の駅弁がそろう東京駅最大の「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」。その2021年売上ランキングをみると、意外や東京の駅弁が上位に数多くランキングしていることがわかった。
「駅弁は地元商品を扱うことが基本のため、東京の駅弁は元々入荷数が多いのですが、緊急事態宣言時に地方からの入荷が難しかった時期もあり、ランキングに大きく影響しています」(広報担当者)。
そうしたイレギュラーな面があったとはいえ、1位は山形の「牛肉どまん中」。店舗が現在地に移転した2016年11月から月間ランキングで連続1位を保持する。
その他にはどんな駅弁がランクインしているのか? 以下、「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」の2021年売上ランキング、トップ10を紹介しよう。(※価格は2022年4月1日時点)
【1位】『牛肉どまん中』新杵屋(山形)1250円
山形新幹線開業時(1992年)に開発され、今や全国に知られる米沢名物。甘辛醤油味の牛肉煮と牛そぼろが、県産米「どまんなか」を覆い尽くす。
【2位】『こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当』吉田屋(青森)1380円
鮭の部位の中でも旨味が強く脂ののったハラスと、たっぷりのイクラが白米の上にのり、押し寄せてくる旨味に箸が止まらなくなる。
【3位】『峠の釜めし(エコ容器)』荻野屋(群馬)1100円
【4位】『牛すきと牛焼肉弁当』日本ばし大増(東京)1250円
【5位】『まぐろいくら弁当』日本ばし大増(東京)1400円
【6位】『チキン弁当』日本ばし大増(東京)900円
東海道新幹線開業(1964年)とともに発売されたロングセラー。トマト風味ライスと唐揚げをメインに、つまみになるピクルスやチーズも。
【7位】『平泉うにごはん』斎藤松月堂(岩手)1500円
蒸しうにが茶飯一面にのり、磯の香りが詰まる。イクラの醤油漬け、茎ワカメの佃煮、山ごぼうなど食感が楽しい名脇役も揃う。
【8位】『深川めし』日本ばし大増(東京)950円
【9位】『東北福興弁当~未来へのきざはし』日本ばし大増(東京)1200円
【10位】『信州名物山賊焼弁当』丸政(山梨)980円