iPhoneを買い替えたいけど高すぎる──。さまざまなものが値上がりする中で、最低でも13万円以上するiPhone 14シリーズの買い替えに躊躇してしまうのは、無理もない。それでも買い替えるなら、なるべく金銭的な負担は抑えたいもの。iPhoneユーザーたちは、自分の最適解を探して、試行錯誤をしている。なかにはAndroidと“2台持ち”を選んだユーザーもいるようだ。その意図はどういうものなのか。iPhone歴12年の女性ユーザー・Aさん(30代)に話を聞いた。
最初はiPhone XSを修理して使おうと考えていたが…
Aさんは現在、ドコモで契約中のiPhone XSを約4年使っているが、画面には軽いヒビが入り、バッテリーの減りも早くなっていることを実感。最初は修理して使い続けるつもりだったが、修理代のことも考えて機種変更をしようと考えた。
「使えないほどではなかったので、画面は修理して保護フィルムを貼り、ついでにバッテリーの交換もして使い続ける予定でした。でも、修理で2万円ぐらいかかるし、それでどのくらい使えるかわからない。私のiPhone XSは64GBで、容量が少し物足りないと思っていたこともあって、いっそ容量を増やして、新しいスマホを買ってもいいのかな、と量販店に見に行ったんです」(Aさん、以下同)
iPhone 13かiPhone 14を購入するつもりで、家電量販店に足を運んだAさんの目に飛び込んできたのは、格安スマホコーナーにあった「1円」のAndroidスマホだった。
「UQ mobileの新規契約で、なかなか高スペックの機種が1円だったんです。ずっとiPhoneを使っていたので、Androidにするのは、操作性やデータ移行に不安もありましたが、スタッフさんの話を聞いていると、移行するのも難しくなさそう。デモ機を触らせてもらったら、操作もiPhoneとあまり変わらない印象でした。
料金プランは月額1628円で、解約手数料もかからない。1年使ったとしても、修理にかかるはずだった2万円より安い。そう考えたうえで、iPhoneはiPhoneでこのまま修理せずになんとか使い続けて、並行してAndroidスマホをサブ機として使ってみるのもいいかもしれないと思って、その場で契約しました」