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「知らないうちに仲間はずれに…」 Twitter「サークル機能」を使ったいじめ被害の実態

Twitter「サークル機能」は便利な機能だが…(イメージ)

Twitter「サークル機能」は便利な機能だが…(イメージ)

 イーロン・マスク氏の買収で注目が集まるTwitter。11月6日には、マスク氏自身が「長文を添付する機能を追加する」と発表するなど、買収後の新たな機能追加にも注目が集まっている。そうしたなかで、マスク氏の買収劇の少し前、8月31日に全世界向けに正式な機能として提供開始された「Twitterサークル」が、ユーザーたちの間で波紋を呼んでいる。

 Twitterヘルプセンターは、同機能について以下のように説明している。

〈Twitterサークルは、限られたユーザーにツイートを送信したり、小さなグループで意見を共有したりするための機能です。Twitterサークルのメンバーは作成者が選びます。Twitterサークルで共有されたツイートには、そこに追加されたユーザーだけが返信したり、反応を示したりすることができます。〉

 つまり、フォロワー全体にツイートを表示したくない場合など、一部の限定されたユーザーに向けて投稿を表示できるという機能だ。そのうえサークルのメンバーは、「一つのツイートを作成するたびに選択可能」のため、ツイート単位で閲覧可能ユーザーを選ぶことができる。

 この機能を使えば、「ツイートは見られたくないけれど、フォロー解除やブロックをすると関係が悪化しそう」という問題が克服できるほか、実際に同機能を使っているユーザーからは、「わざわざ別アカや鍵アカを持たなくてよくなった」という歓迎の声も聞こえてくる。

知らないうちに「自分がハブられている」

 一方で、フォロワーのなかにさらに「サークル内/サークル外」と差別化することによって新たな問題が生じているという。それが通称「Twitterサークルいじめ」だ。同機能はひとつのサークルに150人まで追加可能だが、一方で相手に知られずにメンバーを削除することもできる。この機能を使って仲間はずれを演出するケースがあるという。

 最近、「サークルいじめ」被害に遭ったという大学生の女性・Aさん(20代)は、次のようにその経験を語る。

「私には推しの男性アイドルがいます。同じグループが好きな子たちは、『#○○好きと繋がりたい』というハッシュタグで知り合って、Twitter上でよく交流してきました。私はいわゆる界隈の“古参”で、彼らがデビューする前から関西までライブ遠征したり、グッズを買ったりして応援していたんです。

 でも、最近彼らがデビューすることになって、いわゆる“新規”の人たちも増えてきました。その子たちは、表面上はグッズ交換だったり、チケット入手のために私と『つながりましょう!』と連絡してきて、よくリプライ欄で絡んできました。仲良くしてくれていると思っていたのですが、実際には新規同士でサークルを作り、その中で私の悪口を言っていたらしいんです」(Aさん)

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