3月13日から屋外・屋外でもマスクの着用が個人の判断に委ねられるようになった。そうはいっても、花粉症シーズンの真っただ中、マスクを外したくても外せない人もいるようだが、花粉症以外でマスクを着用し続けている人はいつ外すのか、どんな事情で外さないのか──。マスクを着用している人に聞いてみた。
「10人のうち7人が外していたら…」
IT企業に勤務する30代男性・Aさんは、花粉症ではないが今もマスクを着用している。いつ外す予定でいるのか。
「マスクを着用する生活にあまりにも慣れてしまい、もはやスマホや鍵、眼鏡みたいな必携品という感覚です。周りの様子との兼ね合いもありますが、マスクを外すのは一応、気温が上がるゴールデンウイーク(GW)以降を想定しています」
GW以降の「脱マスク」目標を設定したAさんは現在、マスクの着脱を繰り返すなど、コロナ前に戻る“リハビリ”中だ。
「マスクを使用する頻度を徐々に下げていて、とりあえず、今は屋外でマスクを外す機会を増やしました。公共施設などではまだまだハードルが高いですが、ぱっと見10人のうち7人が外していたら、僕も外そうかなと思います」(Aさん)
コロナの5類以降のタイミングで
マスクがない生活になかなか戻れないという人もいる。メーカーに勤める20代女性・Bさんは、マスクをしていた方が「楽」だという。
「マスクを着けていた方がいろいろと楽なんです。マスクを着けていれば、通勤時にフルメイクしなくても良いという“手抜き”に味を占めてしまいました。働き方もリモートから出勤スタイルに切り替わったので、余計にマスクが手放せません。職場や電車内で気になるにおいも軽減してくれます」(Bさん)
それでも、Bさんは「5月8日の新型コロナの5類移行にともない、マスクを外す人が増えるのではないか」と予想し、その頃からマスクを外す機会を少しずつ増やそうとは思っているそうだ。Aさんと理由は異なるが、概ねGW明けが目安、ということになる。