充電器は出力に注意
ノートパソコンには専用の充電器が必要な機種と、USBケーブル経由で充電できる機種がある。後者の場合、スマホと充電器を共用することも可能だが、パソコンに安定した電力を供給するには、大きな出力に対応した充電器が必要となる。
そういった事情を知らず、出力が足りない充電器をパソコン用に購入してしまったのは、埼玉県在住の会社員・Dさん(40代)だ。
「AppleのMacBook Proを使用しているんですが、本体付属の充電器が結構大きくて重いので、持ち運び用に小さい充電器を買おうと思って、ディスカウントショップに行ったんです。USBケーブルでつなげる充電器が使えると聞いたので、とりあえず安いやつを購入していざ使ってみたんですが、何だか上手く充電されない。その充電器につなげた状態でパソコンを使用すると、“充電停止中”という表示が出るようになってしまいました。
それでいろいろ調べたら、MacBook Proを充電するのに必要な出力(ワット数)があって、自分が買った充電器は出力が足りないことがわかりました。結局1万円ちょっとするアップル純正の充電器を買い直しました。かなり損した気分です」(Dさん)
そのほかにも、一部のデジタルカメラなどでは、純正のUSBケーブルでないと認識しないなどというケースもあり、互換品だと思って購入したが、実際には使えなかったという話は少なくない。
スマホやパソコンの周辺アクセサリーは、それだけでもばかにならないお金がかかるものだが、ちゃんと使えるかどうかを確認しないと、無駄なお金を使うことにもなってしまう。節約の観点からも、周辺アクセサリー購入の際に、その耐久性や使っている機種に対応しているかどうかをしっかり確認することが重要だろう。(了)