スマートフォンを固定するだけでなく、角度や高さも調整できるスマホスタンド。充電時はもちろん、ネットサーフィンや動画鑑賞、ゲームプレイなど、さまざまな用途で活躍するアイテムだ。自宅や職場でのスマホの快適な使用をサポートしてくれるだけに、欠かせないものとなっている人もいる一方、便利だと思って買ったはいいものの、いつの間にか使わなくなったという人もいる。実際にスマホスタンドを使わなくなったという人たちに、その事情を聞いた。
職場用と自宅用で1つずつ購入したが…
メーカーに勤務する20代男性・Aさんは、折りたたみ式で金属製のスマホスタンドを購入。当初は、職場と自宅のデスクに1つずつ置いていたという。
「ショッピングサイトで2つ購入しました。1つは職場用で、通知に気が付きやすくなるし、電話も取りやすくなるだろうと考えていました。自宅用は動画鑑賞やスマホゲームのプレイで長時間、手で持っていると疲れると思ったからです」(Aさん)
購入当初は「いい買いものをした」と感じていたというが、徐々に使用頻度が落ちていった。
「職場でスマホが目の前にあると、通知が常に目に入る。それを便利に思っていたこともありましたが、結局気が散って、仕事の効率が落ちてしまうことに気がついてしまいました(笑)。それからスマホスタンドは使わなくなって、今はスマホはバッグに入れっぱなしです。
自宅でも、スマホスタンドを使うと一定の姿勢で動画を見ることになって、疲れてしまう。あと、ゲームは寝転がりながらプレイしたくなることも多くて……。いつの間にかデスクの隅で、ほこりをかぶっています」(Aさん)