冷蔵庫は10年をめどに買い替えを検討する
「家電の中でも製品の進化が特に目覚ましいのが冷蔵庫です。最近の買い替えサイクルは、12.9年(内閣府「消費動向調査」令和4年3月実施調査結果より)。古い製品を壊れるまで使うことで食材をダメにしたり、毎日の消費電力量が増えることも。使用年数は10年をめどに、壊れる前に計画的に買い替えを検討する方が節電とフードロス削減にもつながります」
冷凍庫も年間の消費電力量を確認して買う
「冷凍庫は冷蔵庫と違い、冷気を伝導させるもの。食品をぎっちり詰めても効率的に使えます。冷凍食品の進化などにより、冷凍庫をセカンドアイテムとして購入する家庭も増えていますが、温度差を大きく作る家電なので、冷蔵庫より電力を消費します。消費電力量を見比べることが大事です」
*この企画内の、省エネ効果などの数値は、一定の条件により算定したものであり、使用方法や使用環境によって異なります。参考資料:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約」「省エネ性能カタログ2021年版」
【プロフィール】
東京電力エナジーパートナー・中村剛さん/同社販売本部お客さま営業部副部長のかたわら、消費生活アドバイザー、家電製品総合アドバイザーとしても活躍。2002年に『TVチャンピオン』(テレビ東京系)の「スーパー家電通選手権」で優勝し、現在は「家電王」として動画マガジン『くらしのラボ』をFacebookとYouTubeで毎週配信中。
取材・文/苗代みほ
※女性セブン2023年5月11・18日号