吉田みく「誰にだって言い分があります」

公道を私物化する“道路族”問題 「路上洗車」「自転車の練習」に苦言を呈された人たちの困惑と言い分

 休日に公園に行くことができれば平日は練習しなくていいのではと思えるが、エリカさん曰く、「子供が『やりたい』と泣き叫んでうるさいので仕方なく平日も練習している」そうだ。子供が聞き分けできるようになるまでは、近所の人たちに配慮しながら、こっそり遊ばせるつもりだと話していた。

 人それぞれ事情があるかもしれないが、道路の使用はご近所トラブルに発展するケースも少なくない。「昔は……」と言いたくなる気持ちもわかるが、お互いに気持ちよく地域で生活が送れるよう、周囲への配慮は欠かせないだろう。

【プロフィール】
吉田みく(よしだ・みく)/埼玉県生まれ。大学では貧困や福祉などの社会問題を学び、現在はフリーライターとして人間関係に独自の視点で切り込んでいる。マネーポストWEBにてコラム「誰にだって言い分があります」を連載中。趣味はドライブをしながら道の駅を巡ること。

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