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半身不随になった弟の介護を一身に背負う57才作家 40年以上の関係断絶から身元引受人になるまで

 とはいえ、Tさんの面倒を見るようになってよかったこともあったという。

「私とTは40年以上関係が断絶していました。心の底でずっと、“このままでいいのかな”という思いが澱のようにたまっていたんです。それが解消できたのはよかったなと思っています」

 本来はきょうだいの面倒は見ないでいい──しかし、そうも言っていられない事情が長谷川さんを縛り付けている。

【プロフィール】
長谷川純子さん/作家・イラストレーター。“ハセジュン”の愛称で、女性セブン『ピッカピカの投稿7年生』にて連載中。夫とふたり暮らし。父は13年前に他界し、80才の母、脳出血で半身不随になった独身の長男T(55才)、45才の次男(既婚)がいる。

※女性セブン2023年7月27日号

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