大切な家族である「きょうだい」だが、場合によっては大きな負担となることもある──。「引きこもり」「無職」「依存症」など、さまざまな要因で“自立ができないきょうだい”がいる場合、親が亡くなったあとに面倒を見なくてはならないこともありうる。しかし、そのきょうだいのあまりにも身勝手な言動が背景にあるならば、“絶縁”を意識することもあるだろう。
『女性セブン』の読者(全国の20~80代既婚女性)3462人を対象に、「きょうだいとの関係」についてのアンケートを実施(回答期間2023年6月24~26日)。そのなかから、“きょうだいに迷惑をかけられ、絶縁した”というエピソードを紹介しよう。
●介護を私に押しつけ母の貯金を勝手に引き出した
「56才独身の姉は実家暮らしでした。ところが父亡き後、母が認知症になると、母の貯金を勝手に半分以上引き出し、家を出てしまいました。いまは私がひとりで母の介護をしています。勝手が過ぎる!」(54才・主婦)
●嘘をついて親に金をタカる妹夫婦
「“いずれ母を引き取るから、玄関に手すりをつけたい”と母から100万円をもらっておいて、その金を使い込んだ妹夫婦。その事実を両親に伝えたら、妹は逆ギレ。これを機に妹と絶縁しました」(49才・会社員)
●老親を働かせ、貯金を盗んでパチンコ三昧
「短気で乱暴者のため職を転々とし、引きこもりになった50才の兄。親の貯金を盗んではパチンコ通い。母の臨終にも立ち会わず、いまは、心疾患を抱える父が警備員として働き、養っています」(48才・会社員)
●親の介護は任せろと言いつつ放置
「介護はおれがすると実家に戻った独身の弟(54才)。ところが、鍵のかかる部屋に親を閉じ込めて放置。私が手伝いたいと言っても“居住権はおれにある。実家に入るな”と言われ困っています」(62才・主婦)