スマホで堂々と通話
スマホを持ち込む人もいるようだ。メーカーで勤務する40代男性・Bさんは、旅館にある大浴場の脱衣所で、“通話”している人に遭遇した。
「脱衣所で、私と同年代くらいの男性が、電話に出て何やらしゃべっていたんです。しかも、本人も想定外の長電話になったのか、その後スマホを湯船に持ち込んで通話し続け、続けざまにSNSなのかネットサーフィンなのかやっていましたよ。撮影はさすがにしていないと思いますが……。盗撮を疑われてもおかしくない。
通話禁止もさることながら、脱衣所に持ち込めるものにもある程度、制限をつけたほうがいいのかもしれませんね」(Bさん)
髪から血のような色の水が出てきて…
洗い場で髪を染めている人も目撃されている。不動産会社勤務の40代女性・Cさんは旅先の旅館で、ヘアカラーを洗い流したり、カラーシャンプーを使っている人を目撃して驚いたという。
「60代か70代ぐらいの女性が、ヘアキャップをつけたまま浴場に入ってきて、シャワーで髪を洗い流すんです。ヘアカラーの色の付いた水が流れるのを見て、思わずドキッとしました。
ピンク髪の若者はカラーシャンプーを使っていました。確かにそこでは『NG』とは明記されていなかったかもしれませんが、髪から血のような色の水が出てきて何事かと思いましたよ。カラーシャンプーを使った後は、タイルの目地が着色して取れなくなるという被害も報告されているので、トラブルにならなければいいけど、なんて思って見ていました」(Cさん)
大浴場は共同で利用する場。マナーを守るのはもちろん、お互いが心地よく利用するための行動を心がけたい。(了)