それこそ強風時の音が問題になったかもしれませんし、健康に問題があり、神経質になっているだけかもしれません。良き社会人としては、強風時には風鈴を外す対応が求められますし、吊るす場所を変えたり、遮蔽物を置いたりする工夫も必要ではないでしょうか。
そのような工夫をしても隣人の迷惑行為が続けば、不法行為として中止を求め法的手続きを取るか、ヘンな隣人と諦め、メモを無視するか、風鈴を外して抗争を回避するかを選択することになります。
【プロフィール】
竹下正己(たけした・まさみ)/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。
※週刊ポスト2023年9月15・22日号