身の置き所を帰れば価格帯が変わる
今年3月にファイナンシャルプランナー2級に合格し、その知識を生活に生かして大きくコストカットが叶ったと話すお笑いコンビ「サバンナ」の八木真澄(49才)も「東京を出れば500万円あればお金持ち」と声を揃える。
「東京は何をするにもお金がかかる。行くところがないシニアのかたが朝からマクドナルドにいたりするのをよく見かけますが、少し休む場所も時間をつぶす場所もお金を払わなければ見つからないから仕方なく行く、という人も多いと思います。
だけど田舎なら畑仕事をして、軒先でお茶を飲んで手作りのおむすびを食べて……と、お金をかけずに居場所ができる。ぼくは大阪に家を買ってそこから単身赴任しているのですが、それでも東京の4分の1の値段です。
もし関東に住むとなったら山梨あたりに家を買って、週末は家庭菜園をすると思う。ただそれも年を重ねて急には難しいから、思い立ったときに動いておくことが大事ですね」(八木・以下同)
身の置きどころを変えれば価格帯が変わるのは、レジャーも同じ。
「高級ホテルに泊まれば食事をするレストランはもちろん、売店で買う水ひとつとっても値段は跳ね上がってしまう。だけど宿泊費を抑えて安い宿を選べばそこにひもづく自販機の値段も下がりますよね。
ゴルフや車も一緒ですが、“金持ちゾーン”に入ってしまえばかかる費用は青天井。いくらあっても足りません。コストダウンするためには、勇気をもってそこから脱すること。例えばぼくは、サントリーの角瓶が値上がりしたので、手頃なものに切り替えました。資産がないならば、ないなりの楽しみ方がある。それを模索していくのもひとつの知恵だと思います」
※女性セブン2023年9月21日号