すべての部屋のコンセントにLightningケーブル
金融機関勤務の40代女性・Bさんは、アップルがiPhoneにLightningケーブルを採用したiPhone 5(2012年発売)からのユーザーだ。以来、Lightningケーブルを買い続けてきた。
「アップル製品をずっと使っているので、自分が行くところにはすべてLightningケーブルを置いています。充電がなくなるのがイヤなので。
家にはキッチン、リビング、寝室などすべての部屋のコンセントに常時ケーブルを刺していますし、リビングではケーブルに繋ぎながらテレビを見られるように、3mという長さのものを買いました。職場用には数十センチの短いものです。他にも持ち歩き用として巻取り式ケーブルを重宝。時々断線もするので、これまで何本買ったかわかりません」
充電のワイヤレス化を考えたこともあるが、ケーブルならではの良さも感じていて、踏み切れなかった。
「ケーブルがいっぱいあるのに、ワイヤレス充電のために追加でお金をかけるのをためらってしまう。ワイヤレスだと手軽に充電できて便利だとは思うんですけど、私は充電スポットがいっぱいあった方がいいので、ケーブル派です」(Bさん)
Bさんは、iPadも使うが、こちらはUSB Type-Cだ。
「AirPodsとiPhoneはLightningなのに、iPadだけUSB Type-C。これは個人的にちょっと面倒で、iPad のためにUSB Type-Cの充電ケーブルを買い足す必要がありました。
iPhone 15でUSB Type-Cに対応するようなので、それはありがたいですが、ならばAir Podsをどうしてくれるのかという(笑)。一本化できるなら最初からやってくれと言いたくなりますけど、進化をありがたがるべきですよね」(Bさん)
時代とともにさまざまな種類が販売されるケーブル。自分が必要とする用途やスペックに合わせるため、試行錯誤をするうちに、家の中がケーブルだらけという人は案外多いのかもしれない。(了)