「質より価格」消耗品感覚で選ぶ
質より価格という人もいる。商社勤務の40代男性・Bさんは、ケーブルにはとにかく安さを求め、消耗品感覚。
「持ち歩くことが多く、うっかりケーブルを失くしてしまうことがよくあるので、あまり高いケーブルを買わないようにしています。高いケーブルを買うと、失くした時や壊れた時に損した気分になるのがイヤ。
しかも生活や使うアイテムが変わったりして、ケーブルを変える羽目になることだってある。そういう時にも高いケーブルだともったいないなと思ってしまうけど、安いものなら気にならない。基本、300円ショップやネット通販でまとめ買いをしています」
持ち歩きが多い人は「マルチケーブル」
メーカー勤務の20代男性・Cさんが重視するのは、“持ち歩きのしやすさ”だ。
「営業職で外出も多い仕事のうえ、iPhone、Android、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンなど、充電に必要な端子が違うので、以前は複数のコードを持ち歩いていました。そういう時に便利だったのは巻き取り式。でも巻取り式は壊れやすいし、最近あまり売ってないんですよね。そこで3個の端子が枝分かれしているケーブルを買ってみました」
3本のケーブルが一つにまとまっているケーブルは「楽」だというCさんだが、思わぬ落とし穴もあった。
「3端子のうち1端子でも壊れると買い直し。当たり前ですが……(苦笑)」
日常的に使うケーブルだからこそ、こだわりたい人もいれば、消耗品感覚の人もいる。何を重視するかで選ぶポイントも変わってくるようだ。(了)