結局、スマホを見てしまう
メーカー勤務の20代女性・Bさんは、スマートウォッチを買っても時計としての利用にとどまり、「無駄になった」と苦笑いだ。
「周囲にスマートウォッチを付けている人が多いので、私も『買えば便利に使えるかも』という軽い気持ちで買いました。それがダメでしたね……。買って数か月経っても全く使いこなせず、時間を見るくらい。メッセージなどはすべてスマホでチェックしてしまう習慣が抜けませんでした」
Bさんは、「スマホへの依存度の高さが仇になった」と振り返る。
「時間もスマホで確認する習慣があったので、スマートウォッチを着けていてもスマホを見る始末(笑)。当たり前なんですが、スマートウォッチは画面が小さくて、そこでチェックするのに慣れないまま。今は引き出しの奥に眠っています」(Bさん)
スマホの充電でさえ面倒なのに…
不動産会社勤務の30代男性・Cさんは、腕時計を充電する習慣に馴染めなかった。
「スマホの充電でさえ面倒なのに、私のスマートウォッチはフル充電しても1日弱くらいしかバッテリーがもたなかったので、装着したら電池切れだったみたいなことが多発しました。よく考えてみれば、そもそも腕時計を身に着ける習慣がないし、腕時計を充電する感覚も馴染めませんでした。
結局、スマートウォッチを使わなくなっても何も不自由がなかったので、私にとっては“余計なモノ”。フリマサイトで売りました」