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コロナ禍を経て復活した「回覧板」に問われる存在意義 「回す手間が大変」「連休中に放置されると危険」の声も

ご近所さんの愛猫の捜索に貢献

 一方で、回覧板はあってもいいという人もいる。不動産会社勤務の30代女性・Cさんは、埼玉県にある集合住宅で両親と3人暮らし。回覧板ならではのメリットを感じることもあるという。

「ご近所さんの愛猫が行方不明になってしまった時、回覧板でその情報が回ってきたんですが、それを見ていた父が無事に発見。また、ある時、一人暮らしの高齢女性の家で回覧板が滞っていたことがあったんですが、元気かな、大丈夫かなと思っていたら熱で倒れていたということがありました。そういう安否確認にもなります。

 困った時には助け合える程度のつながりを維持するために、残してもいいかなとは思います」

 回覧板特有のアナログさをめぐり、廃止か存続か意見は分かれるようだが、時代に即したあり方が考慮されるべき時期に来ているのかもしれない。(了)

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