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「×ボタンが同意」「現在10人の方が閲覧中」など…消費者を意図しない方向へ誘導するウェブサイトの“ダークパターン”事例

【偽装広告】詐欺への入り口の可能性も

記事に扮した広告より見分けにくいのが、ポップアップに偽装した警告画面だ

記事に扮した広告より見分けにくいのが、ポップアップに偽装した警告画面だ(darkpatterns.jpより引用)

 クリックを誘うため、そのサイトのコンテンツやポップアップになりすます偽装広告。クリックすると無関係な外部サイトへ誘導したり、マルウェアのインストール、フィッシングサイトに誘導するものもあるので要注意だ。

「下はシステム警告のポップアップ画面を装うフィッシング詐欺の画面で、慌ててクリックしないことです。よく観察すれば大多数は広告か記事かを見分けられるはずです」

【プライバシー・ザッカーリング】個人情報が過剰に公開されてしまうこと

 2019年に、個人情報の不正使用で約5400億円もの制裁金を支払うことになってしまったFacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏にちなんで名付けられた。

「アプリやサービスの利用規約に『ほかのサービスとの情報共有に同意しますか』と記載されている場合があり、これに同意すると個人情報が流出してしまう可能性があります。最近は、タイプ別パーソナリティー診断などの性格診断サイトが人気なのですが、こうした新しい分類型の性格診断や占いなどは要注意です。データを抜かれる危険があるので、個人情報を入力しないようにしましょう」

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