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「×ボタンが同意」「現在10人の方が閲覧中」など…消費者を意図しない方向へ誘導するウェブサイトの“ダークパターン”事例

何の予告もなく請求する【強制的な継続性】

注意事項を細かくチェックすること

注意事項を細かくチェックすること

 年間契約や無料トライアルが終了すると同時に、ユーザーに事前通知せず、勝手に更新・引き落としが行われる強制継続は、掲載画像にあるAmazonプライムでも採用されている手法。これはユーザーの“解約忘れ”を狙った方法でもある。

強制継続はAmazonプライムでも採用されている手法

強制継続はAmazonプライムでも採用されている手法(darkpatterns.jpより引用)

「『初回お試し500円』などの低料金で定期購入に導く手法にも注意が必要です。気づくのが難しいほど小さい文字で、『最低2回以上は購入』『2回目以降は単価1万円以上』などの条件が実は書かれているためです」

 改正特定商取引法では、最終確認画面での6項目(【1】分量【2】販売価格・対価【3】支払いの時期・方法【4】引渡・提供時期【5】申込の撤回・解除に関すること【6】申込期間)の表示が必須となった。

【友達スパム】なりすましの迷惑メール

なりすましの迷惑メール

なりすましの迷惑メール(darkpatterns.jpより引用)

 WEBサイトやオンラインゲームなどで登録しているアカウントから勝手にアドレス帳を取り込み、企業などの宣伝メールを送りつける友達スパム。

「同じサイト内の友達を見つけるための機能と思わせて、実はアドレス帳に載っている人へ、ユーザー本人になりすましてスパムメールを送るのです。海外では訴訟を起こされ、約15億円の支払い命令が出ている例もあります」

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