デジタル時代、自宅の郵便受けをなかなか確認しないという人たちも増えてきているようだ。そもそも郵便物が少ない生活をしている人たちのなかには「週に1回確認すればいい方」という人もいるようだが、時にそれが思わぬ誤解や失態につながることになることもある。郵便受けをチェックしない人たちに、その理由と失敗談を聞いてみた。
不在票に気付かず、保管期間も過ぎてしまった
メーカー勤務のAさん(40代女性)は、夫婦2人暮らしだが、2人とも最近郵便受けを見る頻度が少なくなったと明かす。
「新聞を取っていた頃は、もちろん毎日郵便受けをチェックしていましたよ。そのついでにダイレクトメールやチラシの処理、郵便物の回収など整理をしていました。でも新聞を取るのをやめてから、郵便受けを見るのは週末に1回ほど。日常のやりとりはメールやLINEになったので、郵便受けに入っているものは“そこまで急いで対応しないでもいいもの”という認識です」
夫婦ともに仕事が忙しく、郵便受けの確認は「時々、相手がやっているだろう」という思い込みが思わぬ事態につながった。
「金融機関からの書留や、宅配品の不在票に気付かず、保管期間が過ぎて返送されてしまうということがありました。こうした経験から、以前よりはまめに郵便受けを確認するようになりましたが、それでもなかなか毎日は見ませんね」(Aさん)
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